美術教室(対話型鑑賞)

※現在「美術教室」は鑑賞の講座のみです。創作活動はすべてワークショップとしてご案内しています。

1980年代にニューヨーク近代美術館MoMAで開発されたVTC(Visual Thinking Curriculum)、のちにVTS(Visual Thinking Strategies)と呼ばれる手法を用いて、アート作品を鑑賞し「みる力」「考える力」「対話する力」を育成する教室です。

VTSは、日本では「対話型鑑賞」と呼ばれています。
大まかにいえば、ファシリテーター(進行役)と共に作品を見ながら対話する、というスタイルを取りますが、
対話は目的ではなく手段であり、決して「いろいろな意見が出ました」では終わりません。

作者や作品についての言語情報を一旦置き、訓練を受けたファシリテーターと鑑賞者、鑑賞者同士が視覚から得られる情報をもとに思考と対話を重ねていくことで、作品の本質に迫り、アートをみる人が鑑賞に留まらず、自らの視野を広げ、他者や社会との関わり方を変容させていくことを目指します。

ご参加いただく方は、見えるものについて話し、対話することが求められますが、難しいことは何もありません。
事前の知識もなくて大丈夫です。
リラックスして楽しんでいただけると思いますので、ご予約の上、手ぶらで気楽にお越しくだされば嬉しいです。


⚫︎対象:全年齢(未就学児は大人の付き添いをお願いします)

⚫︎内容:VTSによる作品の鑑賞
※美術の知識を教えることや作品を解説することは目的としません。

⚫︎所要時間:2時間

⚫︎料金: 1回 5,000円〜 / 料金は人数割
(部屋の収容人数に限りがありますので、まずはご希望人数をご相談ください)

⚫︎備考

※作品の鑑賞については、写真によって忠実に再現された最高画質のデジタルデータをプロジェクターで投影して行います。本教室で鑑賞する作品は、上記条件で入手可能なパブリックドメインの作品(知的財産権が発生していない、あるいは消滅した状態の作品)、または使用許可が得られた作品に限るため、鑑賞する作品の選定と、その順番は講師にお任せください。
※講師は「ACOP」にて鑑賞者教育を学びました。


お申し込みは「予約/お問い合わせ」フォームよりお待ちしています。